宅録の作業を主にパソコン(DAW)を使って作業している方は、トラック数が増えた時、エフェクト数が増えたとき、最新のインストゥルメントを使っているときなどに処理が重いと感じることがあるかもしれません。
処理が重いと感じる程度であればまだ作業はできるかもしれませんが、処理が間に合わずMIDIトラックの音が再生されなかったり・もたつく、全体の音がずれてしまったりするような場合ではもはや作業を続けるのは困難です。
さらには、処理が特別重いと感じないようなときであっても、突然他のアプリケーションのダイアログがでてきたり、自動アップデートなどがはじまりCPU負荷が高まり、DAWにも影響がでてしまうこともあります。
ただ、むやみにパソコンの設定をいじってしまうとセキュリティ上の問題が生まれてしまう可能性があるので、以下のような点に注意してみましょう。
自動アップデート機能
最近では常時接続が当たり前となったことなどから、OSをはじめ様々なソフトウェアが自動的にパソコンが起動している間にソフトウェアの更新がないかをチェックし、更新があった場合は自動でアップデートをしてくれます。
特にアンチウィルス関連のソフトは、セキュリティ上の問題からも特に頻繁にデータベースの更新などを行っています。
この自動アップデートは非常に便利なのですが、その反面予期せぬところで処理が始まり負荷が発生してしまうことがあります。
場合によっては、オーディオトラックの録音中にいきなり自動アップデートが始まり、DAWが一瞬フリーズしてしまった、なんてことが起こってしまいます。
以上のようなことから、各プログラムの自動アップデート機能をオフにしている方も沢山いると思います。
自動アップデート機能をオフにすることで、DAWソフト以外の負荷を減らすことができるので、確かに効果があります。
しかし、当たり前ですが自動アップデートがオフになっている場合、もし今使ってるソフトに致命的なバグがあった場合でも、ソフトウェアが修正されません。
また、ウィルスのデータベースが更新されない場合、新しいウィルスが登場した際にそのウィルスに感染してしまうリスクが高まります。
なので、音楽製作の作業が終わったらなるべく自動アップデート機能はオンに戻しておくか、手動でアップデートを行うようにしましょう。
いっそ、ネットワークから孤立させてしまう
究極の方法としては、音楽製作用のマシンを完全にネットワークから孤立させてしまうという方法があります。
物理的にもインターネットにつなげていない状態では、自動アップデートもできませんし、インターネット越しにやってくるウィルスの心配もありません。(CDなどで移したデータにウィルスが感染していた場合は防げませんが)
そもそも、まずOSを完全にクリーンな状態にし、音楽関連のソフトだけをインストールし、専ら音楽製作専用のマシンにしてしまい、完成したデータだけをCD-RやUSBメモリーで他のマシンに移し、ウェブへの発信などは他のマシンから行うというようなことをできれば、負荷の面でもセキュリティの面でもかなり安全です。
現実的には今時インターネットにつながらないパソコンを使うというのは意外とストレスがあるものですが…。